2006年 慶応大学文学部 

1.授業科目名:東洋史講読

2.サブタイトル:「気」で読み解く「東洋史」

3.担当者名:廖赤陽

4.授業科目の内容

理性と感性の乖離、こころと身体の対峙、人間と自然の緊張関係など、「近代・西洋」を基準に作られた現代社会が抱えている矛盾と問題を読み解くには、「伝統・東洋」の智慧との対話が欠かせない。

この授業では、「気」で東アジア史を読み解くことを試み、戦国から現代に至るまでの「気功」の歴史並びに「気」の思想と実践を体系的に学ぶ。これに併せて、東アジアにおける易、陰陽、五行、八卦、風水の思想、及び中国医学、養生学、武術などの身体文化を広く紹介し、整体(ホリスティック)思想のルーツを辿る。

5.テキスト:未定

6.参考書:

廖赤陽『気功の思想と実践』春秋社、1999

同『実践中国気功法』春秋社、2004

7.授業の計画

前期:戦国から明、清に至る気功の歴史、文献、代表人物と流派についてわかりやすく講読を行う。後期:近現代における気功の展開と研究状況、気功で見た国家と社会の諸問題、「地方性」知識のグローバル化などを取り上げる。

8.履修者へのコメント:講義またはゼミ形式。観念、思想としての「気」だけではなく、何よりも、アジアの「心身文化」としての「気」を実践の側面から読み解くことを重視する。アジアの歴史、社会、文化に関心のある方を広く歓迎。

9.成績評価方法

  2)レポートによる評価

  3)平常点:出席状況および授業態度による評価

10.質問・相談:授業中、授業終了後、またはメールでの質疑応答を受け付ける。