無為気功養生会 自分の体質や趣味・目的などに応じ、中国の伝統武術を選んで練習します

無為気功養生会

アクセスマップ

武術コース

指導時間と費用

練習日 毎週日曜日 13:00~14:30
講師  廖赤陽(リョウ セキヨウ)
費用  1レッスン 1500円

武術内容

練習する方は、自分の体質や趣味・目的などに応じて、以下の伝統武術を選んで練習します。

通背劈掛拳(つうひひかけん)

通背劈掛拳は、中国の滄州塩山から伝わる伝統武術の一種で、日本においては「疾風怒涛」の実戦拳法と評価され、 現在、認知度のもっとも高い中国伝統武術のひとつに数えられています。
廖赤陽先生はこの流派を孫振環老師の弟子・洪敦耕老師(香港浸会大学中医薬学部元教授)・李家才先生(元厦門武術協会副主席)より受け継ぎました。 塩山通背劈掛拳伝承の八代目弟子です。

 

鹽山劈掛通背拳基本套路

単練套路

  1. 梅花架
  2. 功力架
  3. 劈掛拳(抹面拳)
  4. 八掛拳
  5. 小八極
  6. 大八極
  7. 白猿三出洞

対練套路

  1. 八步鉤子
  2. 十二連錘
  3. 桃花傘

その他:趟子功、単操手

武器類

六合槍、七星刀、達摩剣、瘋魔棍、苗刀など

岳氏連拳・八翻手(がくしれんけん・はちほうしゅ)


岳氏連拳は、別名八翻手。その応用は岳氏散手と言い、全部で24路拳法から構成されており、 現在中国ではほとんど伝わっていない希少な少林系統の武術の一種です。
擒拿・跌打・点穴・錯骨・分筋などの技を中心とする「貼身短打」(至近距離での技)技術の体系に属します。 手技治療家にとっても役に立ちます。
廖赤陽老師は王新午先生の弟子で、高名な医者である馬秀堂先生から習いました。 馬先生は、無為気功養生会で教えている「馬氏気功点穴療法」の創始者です。

岳氏連拳(八翻手)二十四路

前八路 中八路 后八路
第一路 左右掙錘式 第一路 上步点砸式 第一路 捋手搬扣錘式
第二路 搬扣聯発錘式 第二路 退步点砸式 第二路 連環搬扣錘式
第三路 蛇形鑽打式 第三路 上步双捋式 第三路 提手式
第四路 扣步攔腰錘式 第四路 退步双捋式 第四路 探馬式
第五路 餓虎撲羊式 第五路 蹲身挫臂式 第五路 迎風戳腳式
第六路 霸王捆猪式 第六路 中步提击式 第六路 黑虎掏心式
第七路 二龍戲珠式 第七路 霸王撑船式 第七路 烏龍入洞式
第八路 掩臂架打式 第八路 推窗望月式 第八路 迎風剪腕式

 

太極拳

中国で多くの流派がある太極拳の中の王新午一派の楊式太極拳となります。

八極拳(はっきょくけん)

相手を防御ごと打ち破るほどのパワーを用いた一種の地近距離で使う技。豪快な大技の多い劈掛拳と併せて練習することが多い。廖赤陽老師が張桐先生(元陝西省武武術協会副主席)から習った中央国術館系統の八極拳を教えます。

自然門(しぜんもん)

中国近代の著名な武術家万籟声老師の弟子・洪敦耕先生から習いました。自然門は「道」を辿り、易の原理に従い、人間の自然の天性を蘇らせることを重視する武術流派です。

 

五祖拳(ごそけん)

泉州南少林寺で伝わる南派少林拳の代表的な武術の一種です。五祖拳国際名誉十段洪敦耕老師から習いました。

 

白鶴拳(はっかくけん)

鶴の形をマネする拳法です。女性が創立者と伝えられ。柔を以て剛を制する技が多いです。洪敦耕老師から習いました。

 

源流・伝承

通背劈掛拳(つうひひかけん)

孫振環老師(塩山劈掛拳第六代目)―洪敦耕・李家才(七代目)―廖赤陽(八代目)
下は、孫振環老師(右)と洪敦耕先生(左)の演武(1950年代)

孫振環老師の演武

滄州塩山の出身で、日本の武術愛好者に広く読まれた漫画『拳児』にも登場する滄州劈掛拳の伝説的な人物である左清甲の師兄(兄弟子)にあたります。塩山通背劈掛拳第六代目の代表人物です。

 

自然門

万籟声老師―洪敦耕老師

自然門は徐先生―杜心武―万籟声に伝わった伝統武術です。万籟声は、近代中国を代表する伝説的な実戦武術家です。洪敦耕先生は万籟声老師より武術のみならず、骨傷科と気功・薬功のすべてを受け継ぎました。

洪敦耕老師

下は、洪敦耕老師と廖赤陽先生

洪敦耕老師と廖赤陽先生

香港浸会大学中医薬学院元教授・福建中医薬大学元教授・福建省武術代表チーム元監督・中国武術名人録に収録された武術名人・シンガポール中医薬連合会顧問・国際南少林五祖拳名誉十段。
孫振環老師より通背劈掛拳、柯金木老師より五祖白鶴拳、骨傷科を受け、万頼声先生より自然門・薬功・骨傷科を受け継ぎ、三人の先生の名を因んで「三師堂」を創立、文・武・医・道・拳の五つの道をともに進むことを唱えています。

下は、洪敦耕老師の著作の一部です
万籟声老師の著書万籟声老師の著書万籟声老師の著書
万籟声老師の著書万籟声老師の著書万籟声老師の著書

八翻手・太極拳

王新午老師―馬秀堂老師―廖赤陽先生

王新午老師

1930年代から新中国成立後に、山西省、陝西省の武術界をリードしてきた老師であり、同地の中医委員会の主任でもありました。
王新午先生は、許禹生、呉鑑泉、紀子修三先生から太極拳を受け継ぎ、同時に、劉恩綬、紀子修から岳氏連拳を受け継ぎました。
諸先生のうち、許は北平(民国初年の北京の名称)国術館の館長で、呉は呉式太極拳の創立者です。

下は、王新午老師の著書です。
万籟声老師の著書万籟声老師の著書

馬秀堂老師は王新午老師より八翻手と太極拳を受け継ぎました。下は、馬秀堂老師の太極拳です。
馬秀堂老師の太極拳馬秀堂老師の太極拳