点穴講義内容
五行連用法
第1項 方法
他の治療法に効果がない場合に、治療したいツボを経絡の五兪穴を押しながら、5つの施術を行う
回数は、50回または100回。③の骨圧法は、2~3回行うのみ
足の陰陽経は、水木金火土の順番で行い、手の陰陽経は、金火水木土の順番で行う
① 点打法(金 肺 皮膚)
施術するツボの経の金穴を押しながら、ツボに点打を行う
② 摩推法(火 心 血脈)
・施術するツボの経の火穴を押しながら、ツボを摩擦する
③ 骨圧法(水 腎 骨)
施術するツボの経の水穴を押しながら、強く骨に達するまでゆっくりとツボを押し、指をゆっくりと筋肉まで戻す
この動作を数回行う
④ 振顫法(木 肝 筋)
・施術するツボの経の木穴を押しながら、ツボの筋のところまで押し、数回、左右に振顫(震える)を行う
・施術するツボの経の木穴を押しながら、ツボの筋のところまで押し、 上下に振顫(震える)を行う(50回または100回)
⑤ 左右平揉法(土 脾 肌肉・筋肉)
・施術するツボの経の土穴を押しながら、ツボに 瀉 の平揉法を行う
・施術するツボの経の土穴を押しながら、ツボに 補 の平揉法を行う
第2項 五行連用法のツボ一覧表
以下、各経絡別の五行連用法で使用するツボの一覧表です
足 陰陽経 |
五行 運用法 |
膀胱 | 胃 | 胆 | 腎 | 脾 | 肝 | |||||||
陽経 | 陰経 | |||||||||||||
合(水) | 骨圧法 | 足通谷 | 内庭 | 侠谿 | 陰谷 | 陰陵泉 | 曲泉 | |||||||
井(木) | 振顫法 | 束骨 | 陥谷 | 足臨泣 | 湧泉 | 隠白 | 大敦 | |||||||
経(金) | 点打法 | 至陰 | 厲兊 | 足竅陰 | 復溜 | 商丘 | 中封 | |||||||
榮(火) | 摩推法 | 崑崙 | 解谿 | 陽輔 | 然谷 | 大都 | 行間 | |||||||
兪(土) | 左右平揉法 | 委中 | 足三里 | 陽陵泉 | 太谿 | 太白 | 太衝 | |||||||
手 陰陽経 |
五行 運用法 |
大腸 | 小腸 | 三焦 | 肺 | 心 | 心包 | |||||||
陽経 | 陰経 | |||||||||||||
経(金) | 点打法 | 商陽 | 少沢 | 関衝 | 軽渠 | 霊道 | 間使 | |||||||
榮(火) | 摩推法 | 陽谿 | 陽谷 | 支溝 | 魚際 | 少府 | 労宮 | |||||||
合(水) | 骨圧法 | 二間 | 前谷 | 液門 | 尺沢 | 少海 | 曲沢 | |||||||
井(木) | 振顫法 | 三間 | 後谿 | 中渚 | 商少 | 少衝 | 中衝 | |||||||
兪(土) | 左右平揉法 | 曲池 | 小海 | 天井 | 太淵 | 神門 | 大陵 | |||||||