点穴講義内容
胆経の経絡
第1項 循行
肺経から始まり測頭部に3回流れ、首の胆経から足に流れ、足の第4指に行く。23時から1時に活発になる
瞳子髎から頭の中央に上がり、耳に下がり率谷で耳の後ろに回り、前の陽白に戻り、側頭部のところに3回ぎざぎざに流れている。その後、肩井から下に下がり、足の薬指まで
気功の終行の際、魚際から胆経に沿って、上から下に降ろしていく
第2項 機能
胆は、胆汁の貯蔵と提供し、肝と表裏の関係を持ち、「決断の官」と言われ、精神活動に密接に関係している
胆は大胆で決断、肝は謀略の肝(よく考えるのでストレスを感じる)と言われる
第3項 病候
- 経絡症
悪寒と発熱を繰り返し、頭痛、外眼角の痛み、欠盆部と脇下の腫脹と痛み、経絡沿線の腫れ・痛み・痺れ・冷えなど。頭痛は経絡沿線の症状
悪寒と発熱以外は、経絡沿線の問題
- 臓腑症
胸部膨張、腋部の痛み、口内が苦い、嘔吐、恐怖、溜息、皮膚に潤いがないなど
恐怖、溜息は精神活動の症状
悪寒と発熱以外は、消化に関わる症状