点穴講義内容
三焦経の経絡
第1項 循行
陽経。手の薬指から肩、耳の後ろに沿って(耳門)まで行き、目の脇(糸竹空)まで
第2項 機能
三焦は、上、中、下に分けられ、心包経と表裏の関係を持ち、主に水道を通す(体液を通す)働きをする
臓器は無理やりリンクさせると膵臓となる(糖尿持病の治療に使われる)
臓器全般は、熱がこもり易く、治療では、瀉の熱の除去が多い
- 上焦 : 舌と噴門(胃の入り口)の間 心と肺
- 中焦 : 噴門と幽門(胃の出口)の間 脾と胃
- 下焦 : 幽門と陰部の間 肝、腎、小腸、大腸、膀胱
第3項 病候
- 経絡症
耳聾、耳鳴り、外眼角および頬部の痛み、咽の痛みと詰まり、耳の後ろなどの経絡沿線の腫れ、痛み、痺れ、冷えなど
- 臓腑症
腹部膨張、浮腫、遺尿など
水に関連する症状が多い
浮腫みは、腎と三焦が原因となるが、三焦は水の通り道を管理し、腎は水の臓器で水を生み出しコントロールする働きをする