点穴講義内容
切揺法
第1項 方法
- 考え方と効果
全てのツボは肺経(陽)の金穴から出て、肝経(陰)の木欠に入る理論に基づき、帰結循環のキーポイントになる
金穴(陽経は金から始まる)と木穴の部位に使用し、経絡の流れを良くするために使う
痛みは気が詰まっていると治らないので切揺法で気を流す。また、血行を良くする効果もある
- 方法
経絡の金穴と木穴をつまんで回す(指先は強く押しながら回す)
回数は100回程度
六腑 | 胆 | 小腸 | 胃 | 大腸 | 膀胱 | 三焦 | ||||||
経(金) | 頭竅陰 | 少沢 | 厲兊 | 商陽 | 至陰 | 関衝 | ||||||
井(木) | 足臨泣 | 後谿 | 陥谷 | 三間 | 束骨 | 中渚 | ||||||
五蔵 | 肝 | 心 | 脾 | 肺 | 腎 | 心包 | ||||||
井(木) | 大敦 | 少衝 | 隠白 | 商少 | 湧泉 | 中衝 | ||||||
経(金) | 中封 | 霊道 | 商丘 | 軽渠 | 復溜 | 間使 | ||||||
第1項 症状別の使い方(寝違い・腰・背中・咳・大腸・しびれ)
寝違い 上下が動かない場合は小腸経の問題。動けない方の小指を使う
左右(前後)が動かない場合は、膀胱経の問題。足の小指を使う
片側重い、片側が軽い場合は、軽い側から行う
腰・背中 腰・背中は、膀胱経の問題。腰を抑えながら回す
肩や肩胛骨 肩や肩胛骨だったら三焦経の問題
肩の後ろ側 小腸経の問題
ぎっくり腰 ぎっくり腰は、切揺法を最後に使用する。その前には、いろいろやるが、水を補ってから行うなど症状に併せて行う
長引く咳 咳が長引く場合は、肺経を使う。親指を使用。肺経はもう一つ使う
大腸 大腸経は腸の動きを良くする
しびれ しびれの場合は、切揺法に加え、点打法も使い気を回復させる